不動産担保ローン検討者必読!手数料の相場や諸費用について
不動産担保ローンを検討しているのであれば「手数料の相場」「諸費用」など、返済とは別の支払いについて把握しておかな…
お役立ち情報
ローンの審査とはどのような基準で行われるのでしょうか。ローンと言っても様々な種類のローンがあります。当記事では住宅ローン・自動車ローンに絞って審査基準を解説します。
ローンとは金融機関からお金を借りて少しずつ返却する仕組みです。ローンとは人に貸すという意味です。つまり、金融機関側から見た言葉なのです。
ローンには様々な種類がありますが、使用使途によって分類されることが多いです。代表的なものは住宅購入用にお金を借りる住宅ローン、自動車購入資金のためにお金を借りる自動車ローンです。
基本的にローンは大きな買い物をすることを目的として行われます。住宅はほとんどの人が一括で購入することができません。そのため、お金を借りて購入するのです。
資金使途が限定されていないものはフリーローンと言われます。フリーローンは借り入れた人が自由にお金を使うことができます。
融資をする金融機関は目的によって金利や審査基準が異なります。住宅ローンは自宅を担保に提供するうえに返済が滞ることがすくないため、低い金利で大きな金額を借りることができます。一方、フリーローンなど資金使途が自由なローンは金利が高く、審査基準も厳しくなります。
ローンは貸すという意味で、主体は貸し手となる金融機関です。そのため、ローンは金融機関に主導権があるといってよいでしょう。いくらお金を借りたいと考えていても金融機関の融資の審査で承認がおりなければお金を借りることができないのです。
全てのローンにおいて共通する審査基準があります。それは「信用情報」です。信用情報とは個人がクレジットカードやローンで滞納した経歴や自己破産等、債務整理を行った経験があるかという情報です。
金融機関はどのようなローンでも審査をする際に信用情報機関に信用情報の照会をします。過去に滞納や自己破産をした経歴がある場合、金融機関に隠し通すことはできませんのでどのようなローンであっても審査を通過することは難しいでしょう。
住宅ローンの審査基準と必要なものはどのようなものがあるのでしょうか。具体的に確認していきましょう。
住宅ローンの審査基準について解説します。
①年収・勤続年数
住宅ローンは長期間にわたり、返済を行いますので、現在の資産だけでなく、将来どれくらいの収入を見込むことができるかが重要な要素となります。一般的に年収400万円程度であれば、年間の返済金額は30%以内が妥当と言われています。年収が高ければ高いほど返済余力があり、審査を通過しやすくなります。
会社員の場合、勤続年数も重要です。年収が高くても勤続年数が短いと安定的な収入ではないと判断される可能性があります。
②住宅の担保評価
住宅ローンを借り入れる場合、金融機関は対象の不動産に抵当権を設定します。抵当権を設定することで、万が一ローンの返済が滞った場合に金融機関は対象不動産を売却して融資したお金を回収することができます。
不動産の担保評価が高ければ、金融機関は万が一返済が滞っても資金を回収できる可能性が高くなります。そのため、担保評価が高ければ審査を通過しやすくなります。
③家族の状況
住宅ローンの審査では家族の状況も重要です。審査の点で有利となるのは共働きや収入のある親と同居など、融資を受ける人以外にも返済能力を持つ人がいる場合です。
万が一融資を受けた人がお金を返済できなくなったとしても、同居の家族が返済できるのであれば、債務不履行になる可能性が低くなるため、審査を通過しやすくなります。
一方でこれから教育費がかかる子どもが多い場合は養育費が必要となりますので、同じ収入でも審査が通過しにくくなります。同じ年収であれば、子ども1人の方よりも、子どもが3人いる方の方が融資限度額は小さくなります。
住宅ローンの審査必要となる主な書類について解説します。
①本人確認書類
金融機関で審査をうける際は本人確認書類を提出する必要があります。金融機関に提出する書類は住所・氏名・生年月日を明示できる運転免許証やパスポートなどがあげられます。
②源泉徴収票・確定申告書
住宅ローンの審査をする際は必ず金融機関は収入を把握します。収入を把握するために必要となるのが源泉徴収票や確定申告書です。連帯保証人と収入を合算する場合には連帯保証人となる人の収入がわかる書類も必要です。
③不動産の概要を証明する書類
住宅ローンでは対象となる不動産の担保評価も行う必要がある為、不動産の情報も重要です。不動産の情報を提示する際は不動産の売買契約書や重要事項証明書、登記事項証明書などがあげられます。
自動車ローンは住宅ローンの審査とどのような違いがあるのでしょうか。具体的に確認してみましょう。
①年収・勤続年数
年収や勤続年数などの属性は住宅ローンと同じく審査の基準となります。ただし、自動車ローンは住宅ローンと比べると金額が大きくありません。また、返済期間も短くなります。
しかし、自動車ローンの審査が簡単に通過するかというとそうではありません。自動車ローンは住宅ローンのように担保となるものがありません。そのため、年収や勤続年数がより重要となります。
②借入期間・金額
住宅ローンは30年超に及び借入期間が一般的ですが、自動車ローンは借入期間は人それぞれです。長期間貸し出すことは金融機関にとってリスクとなりますので、短い借入期間の方が審査を通過しやすくなります。
ただし、年収に対する毎年の返済額が大きすぎると審査を通過できない可能性があります。その場合、できるだけ頭金を入れて借入金額を減らすことが重要です。
自動車ローンの審査にはどのような書類が必要なのでしょうか。
①本人確認書類
自動車ローンの審査でも住宅ローンの審査と同じく本人確認書類が必要です。
②源泉徴収票・確定申告書
自動車ローンでは住宅ローンのように担保があるわけではありません。そのため、借入をする人の収入が住宅ローンよりも重要です。過去に延滞歴があるなど信用情報に問題がなければ、収入でほぼ決まると言っても過言ではありません。
③自動車を購入することが分かる書類
自動車ローンは資金使途が決められたローンです。自動車を担保とするわけではありませんが、自動車を購入するためにお金を使うということは金融機関も確認しておく必要があります。そのため、見積もり書や請求書など自動車を購入するということが分かる書類を提出する必要があります。
住宅ローンや自動車ローンは目的に応じてお金を借りることができる融資制度です。目的に応じて融資の金利や融資可否は異なります。
また、住宅ローンはローンの中でも最も金利が低くなる融資です。住宅ローンは返済が滞ると最悪の場合、自宅を売却されてしまうことになります。そのため、返済が滞る可能性が非常に低いと考えられており、金融期間から低い金利で融資を受けることができるのです。
住宅ローンや自動車ローンには大きなそれぞれの審査基準と審査書類があります。
それぞれの審査基準や審査書類が決められている理由を知ることで、審査も通過しやすくなるでしょう。
コラム(お役立ち情報)編集部
ファイナンスや不動産業での知識と経験豊富なスタッフ(貸金業務取扱主任者や宅地建物取引士の有資格者)が中心となり、公認会計士事務所・弁護士法人・司法書士法人等の専門職の方からの意見やアドバイスを取り入れ、日々、執筆と監修を行っております。
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