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根抵当権(ねていとうけん)

根抵当権(ねていとうけん)とは、将来に渡って複数回の取引が想定される場合に、一定の範囲内の債務をまとめて担保として扱うための権利のことです。

通常の抵当権が特定の債務だけを担保するのに対し、根抵当権ではあらかじめ極度額を定めておき、その範囲で発生した債務を担保する仕組みになっています。
継続的に取引を行う際に利用されることが多く、抵当権のように取引ごとに設定し直す必要がない点が特徴です。

なお、根抵当権は債務を全額返済したとしても直ちに消滅するわけではなく、取引が終了した後も極度額の範囲内で新たな取引を行うことが可能とされています。

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コラム(お役立ち情報)編集部

コラム(お役立ち情報)編集部

ファイナンスや不動産業での知識と経験豊富なスタッフ(貸金業務取扱主任者や宅地建物取引士の有資格者)が中心となり、公認会計士事務所・弁護士法人・司法書士法人等の専門職の方からの意見やアドバイスを取り入れ、日々、執筆と監修を行っております。

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