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ローンの種類とそれぞれの特徴を知って自身に合ったローン選びを

長い人生を歩む中で、ローンを利用する場合もあるでしょう。
ローンを利用することは、特別珍しいことでもネガティブなことでもなく、特徴を理解して活用すれば、人生を金銭面で支えてくれる大事な手段となります。
自分の状況に合ったローン選びのための情報をご紹介しますので、ローンの利用を考えている方は参考にしてください。

まずは、ローンの種類をご紹介します。

住宅ローン

マンションや一戸建てなど、自宅を購入する目的で利用するローンです。新規購入時だけではなく、引越しなど別の物件に移る際も利用できます。
リフォームに使える場合もありますが、金融機関によっては「リフォームローン」とは別のローンの場合があります。

また、建物本体の購入費用だけではなく、購入時に必要な消費税や仲介手数料といった諸費用の支払いに対応している諸費用ローンもございます。

不動産担保ローン

不動産担保ローンとは、不動産を担保にしたローンのことです。融資にあたっては、担保となる不動産を査定、評価されます。

金融機関によっては、融資した資金の使い道を限定していることがありますが、基本的に、不動産担保ローンは融資を受けた人が自由に資金を使える「資金使途自由」であることが多い傾向にあります。

不動産担保ローンのサービスページはこちら

マイカーローン

マイカーローン

自動車を購入する目的で利用するローンです。
多くの金融機関が取り扱っていますが、ディーラーと提携しているケースが多くあります。
審査は比較的緩く、金利が高めなのがマイカーローンの特徴でしたが、昨今の低金利の状況に合わせ、車種を限定する形で金利を抑えたローンも出てきています。

自動車の購入金額に金利が上乗せされるため、支払う合計金額は多くなりますが、購入時にまとまった金額を用意できない方は、マイカーローンを利用することで、カーライフを楽しめるでしょう。

教育ローン

子どもの進学時の費用を融資してもらうのが教育ローンです。
私立の学校や大学進学ともなればかなりの費用が発生しますが、子どもの将来を考えれば、費用が用意できないからといって諦めさせるわけにはいきません。そのような場合に教育ローンが利用できます。
一般的な融資の理由とは異なるため、金融機関だけではなく、国や公的機関が用意した教育ローンもあります。

銀行など金融機関の教育ローンは、融資額が大きく設定されているのが特徴です。利用用途も比較的自由に設定されていますが、その分、金利が高めになります。
公的機関の教育ローンは金利が低く抑えられている代わりに、融資の条件が厳しくなっています。

カードローン

色々なローンの種類があるのは、目的によってローンが分けられているためです。しかしカードローンには目的の制約がありません。
様々な目的で利用できるのが魅力ですが、金融機関にとってはそれだけリスクも高いということになります。したがって、目的の制約がない分、金利の設定が高くなっています。

また、カードローンには限度額が設定されています。この限度額の範囲内であれば何回でも利用できるのがポイントです。
また、コンビニなどに置かれているATMから借り入れできるので、すぐに現金を手にすることができますが、その分安易に借りてしまいやすいのがデメリットです。

「無担保ローンとは?特徴やメリット・デメリットを解説」の記事はこちら

フリーローン

フリーローンも目的の制約はありません。カードローンとの大きな違いは、限度額の設定がないところです。つまり、申し込みした金額の融資しか受けられませんが、目的は制限されないため、柔軟に利用できるのがメリットです。
もう一つの違いが担保の有無です。カードローンは無担保なのが特徴ですが、フリーローンは商品によって担保設定が必要です。

フリーローンは融資可能額が小さいですが、その分融資までのスピードは速くなります。
目的がはっきりしているローンと比較すると、金利は少し高めになりますが、担保がある場合は、金利も下がり、融資の審査も通りやすくなります。
基本的に目的の設定はありませんが、事業性融資や投機性融資には使えないという特徴もあります。

「フリーローン(有担保型)とは?特徴と融資の受け方を解説」の記事はこちら

事業ローン

事業の資金に特化した形のローンです。
法人企業だけではなく、個人事業主なども借りられる場合があります。開業資金を用意するときに利用するのもこの事業ローンです。非常に幅広い設定があるのも特徴で、担保の有無だけではなく、保証人なども商品によって違います。

金利の設定はかなり抑えられていますが、目的のあるローンの中では高めの設定となります。自己資金では対応できない状況だといえるため、金融機関としても一定のリスクを見ているためでしょう。

担保などの条件によって融資実行までの時間には差があります。1か月以上かかることもあるため、すぐに利用開始するのは難しい場合もあります。

アビックの事業ローン(ビジネスローン)は、即日回答、最短2日で融資が可能です。

「事業者ローン・ビジネスローンの特徴やメリット・デメリットを解説」の記事はこちら

有担保と無担保がある

ローンを選ぶ際に、考えるべきポイントとして担保の有無があります。

有担保の場合、借り入れの条件に合わせて、担保を設定しなければいけません。
自動車ローンのように自動的に設定されるものもありますが、土地や建物を担保として融資を受けるのが一般的です。借入する金額に対応する価値の担保を用意します。
金融機関は様々な形で貸し倒れのリスクを回避しており、その一つの方法として、担保が利用されています。有担保の場合、金利の設定が低いのはここにポイントがあります。

「有担保ローンとは?特徴やメリット・デメリットを解説」の記事はこちら

無担保ローンは、融資の条件が厳しくなります。
金融機関はリスクが高いと考えるため、金利が高くなるケースや融資を断るケースが出てきます。
しかし融資の時間が早まるメリットもあります。担保があると、どのような価値があるのか調査をしなければいけません。
無担保は、融資を受ける本人の信用調査が重要となるため、審査の時間に違いが出てくるのです。

「無担保ローンとは?特徴やメリット・デメリットを解説」の記事はこちら

まとめ


ローンの種類はみなさんが思っている以上に多くあります。それだけ利用する人や目的が多いことを示しています。

利用する際には、自分の目的は何か、返済方法が適切かどうかが選択のポイントです。
ローンは借り入れであり、必ず返済負担が生じます。
金利も発生する以上、しっかりとした返済計画を立てて、無理なく返せるローンを選ぶことが大切です。

この記事を書いた人

コラム(お役立ち情報)編集部

コラム(お役立ち情報)編集部

ファイナンスや不動産業での知識と経験豊富なスタッフ(貸金業務取扱主任者や宅地建物取引士の有資格者)が中心となり、公認会計士事務所・弁護士法人・司法書士法人等の専門職の方からの意見やアドバイスを取り入れ、日々、執筆と監修を行っております。