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不動産担保ローンは「住宅ローン残高」があっても借りられるのか?

不動産担保ローンの利用を検討しているものの、住宅ローン残高があることで、利用を躊躇している方はいらっしゃいませんか?
不動産担保ローンに限らず、ローンや融資は、一般的に「住宅ローン」などの残高がないほうが審査に有利といえます。
とはいえ、何とか不動産担保ローンを利用したい、と考えている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回、不動産担保ローンは、住宅ローン残高があっても借りられるのかを解説します。

不動産担保ローンの仕組み

不動産担保ローンは住宅ローン残高があっても利用できるのかを見ていく前に、不動産担保ローンはどのような仕組みとなっているのかを理解する必要があります。
まずは、不動産担保ローンの仕組みについて理解を深めていきましょう。

借入額は「不動産評価額」で決定する

不動産担保ローンにおける借入額は、基本的に「不動産評価額」で決定します。
簡単に言えば、担保として提供する不動産の価値が高いほど、借入上限額も高額となるのです。
不動産担保ローンを利用する際には、まず「不動産評価額」が関係していることを頭に入れておきましょう。

一般的に不動産評価額の80%が借入上限となる

一般的に、不動産担保ローンの借入上限額は、不動産評価額の80%程度であることが多いです。
つまり、仮に不動産を5000万円で購入したとしても、借入上限額も5000万円になることはほとんどありません。
また、不動産の審査によって「立地条件が悪い」「担保の価値が低い」と判断された場合は、不動産評価額の80%以下の借入上限額となることもあります。

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不動産担保ローンは住宅ローン残高があっても借入可能?

不動産担保ローンは住宅ローン残高があっても借入できるのでしょうか。
ここからは、住宅ローン支払い中の方の不動産担保ローン利用可否について解説します。

住宅ローン残高があっても借入可能

不動産担保ローンは住宅ローン残高があっても借入ができます。
とはいえ、必ずしもすべてのケースで借入できるというわけではありません。
まず、住宅ローンよりも不動産評価額が上回っていることが大前提です。不動産評価額よりも住宅ローンが上回っていると、いざ債権の回収で金融機関が損をしてしまうリスクがあるからです。

借入上限額まで借入できるとは限らない

住宅ローン残高があっても、不動産担保ローンを利用することはできます。しかし、審査の際に返済能力や契約者の職業などがチェックされるため、必ずしも上限額まで借入できるとは限りません。
万が一、審査の際に「支払い能力に問題がある」と判断された場合は、仮に不動産担保ローンを利用できても、借入可能額が少なくなる可能性があります。

不動産担保ローンを利用できるケース

住宅ローンの残高があっても不動産担保ローンを利用できるケースは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
不動産担保ローンを利用できる可能性が高いのは、下記の通りです。

・各種返済を滞納していない
・高額な頭金を入れた等
・繰り上げ返済を行っている
・返済期間が短い
・不動産価値が低いタイミングで不動産を購入した

一例ではありますが、上記は不動産担保ローンを利用できる可能性が高いケースです。
「支払い能力に問題がない」「ローンの残高が少ない」といった点が、審査で重視されますので、上記に該当するかをチェックしてみてください。

住宅ローン残高があっても融資を諦める必要はなし

不動産担保ローンは、住宅ローン残高があっても利用することができます。
必ずしもすべてのケースで利用できるわけではありませんが、「支払い能力」「住宅ローン残高の額」で問題なしと判断されれば、不動産担保ローンを利用できる可能性が高いのです。
現在、不動産担保ローンを検討している方は、一度専門機関に相談してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

コラム(お役立ち情報)編集部

コラム(お役立ち情報)編集部

ファイナンスや不動産業での知識と経験豊富なスタッフ(貸金業務取扱主任者や宅地建物取引士の有資格者)が中心となり、公認会計士事務所・弁護士法人・司法書士法人等の専門職の方からの意見やアドバイスを取り入れ、日々、執筆と監修を行っております。