自身・家族・法人が保有している不動産を担保にすることで、融資してもらうことができる不動産担保ローンは具体的に、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、不動産担保ローンのメリットについて、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。
不動産担保ローンで資金調達するメリット
不動産担保ローンは、他のローン商品と比較してもメリットに感じる部分があります。どのようなポイントが不動産担保ローンのメリットなのか、詳しい内容を紹介していきましょう。
・審査が通りやすい
不動産担保ローンは、通常ローン商品と比較すると担保があることから比較的審査が通りやすい傾向にあります。理由としては、利用者の返済が滞ったとしても不動産を売却して回収することができるためです。
そのため不動産担保ローンを組んだ後は、計画的に返済できるように無理のない返済額に設定しておく必要があります。
他のローンには担保があることから、不動産担保ローンは審査が通りやすい傾向にあるので、以前返済事故を起こしたなどのトラブルがない限りは、問題なく融資を受けることができるでしょう。
・長期返済が可能
銀行融資などは短期の融資であることが多く、ビジネスローンについても金利が高いことから長期の資金調達の方法としては得策と言えません。
その点、不動産担保ローンは最長で35年ほどの返済期間を設定することができるので、無理なく借入することができます。
長期返済が可能であるため、無理なく返済することができるので計画的に資金調達することが可能です。
・比較的低金利
ビジネスローンなどの他のローン商品と比較しても、不動産担保ローンは低金利が実現されています。そのため長期的な借入を行っても、最終的な返済額が高くならないので安心して融資を受けることが可能です。
ただ銀行融資や公的融資と比較すると、金利が高いこともあるので、自分が求めている融資の内容次第では他のローン商品を契約した方がいいケースもあります。
・資金使途が自由
銀行融資などは、資金使途が限定的であることから、使い勝手が悪いと感じることもあります。しかし不動産担保ローンであれば、資金使途が自由であることから状況に応じて資金を利用することが可能です。
従業員の給与支払いが足りない時、税金の納税資金など、様々な資金使途に活用することができるので、運転資金としても利用することができます。
不動産担保ローンの注意点
資金使途が自由で、長期返済が可能な不動産担保ローンですが、メリットだけではありません。いくつか注意しないといけない点があるので、参考にしてみてください。
・返済が滞ると不動産を失う
不動産担保ローンは、保有している不動産を担保にして融資を受けるローン商品であるため、返済が滞ると不動産を失ってしまいます。
そのため長期的な返済が可能といっても、無理のない返済計画で支払いを行っていくことが大切です。
・諸費用が発生する
不動産担保ローンの種類にもよりますが、契約する上で不動産鑑定を行う必要があるため、登記関連費用や印紙代などの、諸費用が発生することがあります。
諸費用については実費負担になることから、いくら必要になるのか、事前に把握しておき用意しておくことが重要です。
資金調達に困ったら不動産担保ローン
個人・法人どちらでも資金調達に困った時は、不動産担保ローンを活用すれば、資金使途自由で融資を受けることができるので、様々な困難を乗り切ることができます。
ただ不動産を担保にすることから、不動産を失うリスクについても把握しておくことが大切です。長期的な返済が可能といっても、毎月返済する必要があるので無理のない計画で返済していきましょう。