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「東京都心部のオフィスの需要が旺盛」

・東京都心部の新築ビルオフィスの需要が旺盛で、現在はほぼ満室に稼動

事務所移転による2次空室もほとんど生じておらず、底固い需要を受け都心部では再開発が目白押しとなっている。

・2019年下期の東京の新築ビルの賃料相場はリーマンショック前の水準まで回復してきており、都心の5区では既存ビルも含めてほとんど空室が無い状態

大手賃貸業者の調べでは2019年9月度の空室率は過去最低の1.64%で、2008年11月以降は1%台で推移している。

・旺盛な実需を背景にオフィスの大量供給は今後も相次ぐ

渋谷駅周辺で最高層を誇る「渋谷スクランブルスクエア東棟」が満室で稼動している。

2020年3月には森トラストが2020年に完成予定のオフィスでは最大規模となる「神谷町トラストタワー」が開業予定となっている。

又、2023年には森ビルが約5800億円をかけて虎ノ門・麻布台の地域にオフィス等が入る地上約330メートルの大規模複合ビルを建設する予定だ。

2024年頃にはJR東日本が「高輪ゲートウェイ駅」周辺のオフィスなどの複合棟を建築して新たな街つくりを進める。

2027年度までには三菱地所が約1兆円を投じ、大手町で地上約390メートルのオフィスビルを完成させる予定もある。